悪役を応援してしまうということ。
ジョジョ4部見終わりました。
すごくすごく面白かった。最初ジョジョを見ていて、突っ込みどころが多すぎて
どのようなテンションで見たらいいのかわからなかったのが懐かしい。
(今も実際ぶっ飛びすぎて戸惑うことはある)
OPもEDもどれも本当にワクワクさせられた。
でも一番好きなのはやっぱり一番最初のOPだなと思う。
もうよかったとしか言えない。よかったのだよ。いや本当に。漫画購入を真面目に検討中。
決めポーズの意味が全然分からないんだが、もう僕の理解の範疇を超えて
ジョジョの世界があるのだなと、もう圧倒されっぱなし。
特に露伴先生のじゃんけんの回。
僕は何を見せられているんだと、5回のじゃんけんをあれほど面白く演出できるなんて
もう…意味わかんない、すごい。
露伴先生、仗助君のかわいさに終始悶えつつも、
やはり一番応援してしまったのが吉良吉影氏。
悪役を応援してしまう精神が僕には根付いている……ような。
一概には言えないが、少なくともジョジョに関してはいつもそう。
1部2部3部のディオにしても、今回の吉良吉影にしてもとても魅力的なキャラ。
吉良吉影のスタンドであるキラークイーンが吉良吉影の内面を映しているようで
萌え爆ぜていた。触ったものを爆弾に変えてしまうというのがなんとも悲しい。
吉良吉影がサイコパスであるような描かれ方だったが、吉良吉影が今の吉良吉影になるまでに、なにかあったのではないかと思ってしまう。
いやむしろなにか理由をくれ。ディオですらもジョジョへのコンプレックスという行動への理由付けがあったのに。
吉良吉影への救いが悉くない。擁護のしようがない。
だけどなぜか愛しい。なぜだ。まじでなんでだ。
たぶんだけど、絶対仗助君たちが勝つってわかってて見ているから、
安心して吉良吉影が杜王町を支配する世界線を想像して、「恐怖が支配する世界、実に愉快じゃ~」って思ってしまって、応援しているのかもしれない。
もし吉良氏が勝つ可能性のある、勧善懲悪じゃない世界線だったら、自分が吉良氏のことをどう思うのかわからないな。
でも少年漫画において、悪が勝つようなことないじゃん?
……よくわかんない。少数派応援したいのかな……うーん……
まぁ吉良吉影かっこよかったよね。もしかしてCV森川智之氏のおかげか?
全然静かに暮らせてなかったけど、でも幸せになってほしかった。
この気持ちはハンターハンターのメルエムに感じるものに似ている。
吉良氏の死なない別の世界線もあったなって思ってしまう。
というか今回吉良氏強すぎて、本当に何度も露伴先生死んだと思ったし、億泰君も死んだと思ったし、しげちー……は本当に死んでた。なんども絶望したし、もう勝てないってなんども本気で思いました。特に早人君が何度も朝をやり直すことになるシーンは辛すぎて、早人君と泣きました。辛かったよ本当に。いつ早人君が覚醒してスタンド発現させるのか見守ってたら、彼はスピードワゴン的な解説者になってて、仗助君と億泰君が吉良氏と戦っている時に、「解説してないで、早く承太郎氏含めた3人呼んで来んかい」って思ったのは僕だけじゃないはず。この世界観では野暮なんですよね。
そしたらいつの間にか意味の分からない(私の理解力不足)理由で解決してた。悪役応援している割には、ほぼみんな生きててよかったなって、思ってます。
とはいえ、見終わった後、気づいたら仗露を支部で検索してました。露伴先生かわいいし、仗助君かっこいい。露伴先生かわいい(語彙力を喪失)
露伴先生いちいちかわいかったよ。嗚呼かわいい。かわいい。かわいい。
あ~最高にグレートでした。